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Spot in the Spot こぼれ話

鈴山リイチ

この冬は大きく体調を崩したり仕事が絶賛繁忙期だったりで、あっという間にブログの最終更新から2か月以上経ってしまいました(´w`;) と、本来ならそろそろ新刊のデザインやら短編の続きやら、何か身のある創作物についてでも書きたいのですが、まとまった時間が取れないので、間をとって去年文フリで出した&本サイトでも掲載している処女作「スポット イン ザ スポット」ができた経緯について、ちょっと紹介したいと思いますw。興味ある方だけどうぞ^人^; さて、〝長編サーカスミステリー〟というコピーをつけてるこの小説なんですが、実はもともとは学生時代にルーズリーフなんかに書いていたファンタジー小説のスピンオフ……が、いつの間にかエクストリーム変化して出来上がったお話だったりします^∀^;  はじめに書いてたのはファンタジー小説で、オオカミ男やら海賊やらエルフやら精霊やらが出てくる、現在のスポットとはある種真逆の世界観のお話でした。

 そのサブキャラの一人として登場していたのが、本作の主人公の一人・殺人道化師の赤襟(カーミン)くんです。他にもいろいろキャラはいたのですが、なんだかそいつが自分でも気に入り、その時読んでくれた友人も気に入ってくれたりして、主人公にしてちょっと外伝を書きたいな~と思ったのが始まりでした。

 赤襟本人の見た目と言葉遣いと〝血が好き〟というアイデンティティは一緒なのですが、彼をとりまく世界はどういうわけか、リイチが学生から社会人に変化する間に大きく変わってしまいました。。。。

 剣と魔法とエルフたちの世界<ラファーレム>は姿を消し、銃と麻薬とギャングと捜査官が跋扈する恐ろしい異界<アメリカ>に変化していたのです……!というと、なんだか逆異世界転生みたいですが、本当にそんな感じでした。

 作者がミステリや凶悪事件、怪現象や廃墟に興味を持っていった挙句まぁそうなったわけですが、結果的にはアメリカが舞台のミステリとしてがっつり書いたことで、お話としては思った以上にしっかりと〝異世界転生〟を果たしたんじゃないかと思ってます。

 それにしても、ちょっとファンタジー外伝短編を書くつもりが、ド長編の本編になるとは、創作とはいろいろな意味で思うようにいかないものですw


 
 
 

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