9/18(月・祝)、文学フリマ大阪に初出店で参加してきました!
いやぁ…これまでに友人のサークルを手伝ったり、はるか昔に合同で二次グッズを出したりしたことはあったのですが、自分自身のしかも一次創作物で出店するのは初めてで、いろいろな意味でいい経験になりました。
まず、文学フリマの存在を知ったのからしてつい最近のことでした。
これまで随分とイベント系から遠のいていたため、エンタメ系で何かと繋がりのあるコミケ・コミコンは知っていたものの、もともと物書き系でも文学系でもなかったのもあり、一次の文フリやコミティアは「創作小説、出す場があるのかな」と思って調べて知ったという感じでした。ううむ、どうしてもっと早く調べなかったのか…!!
で、出すにあたり、正直言って完全にゼロスタートだったので今年はいろいろ始めました。
ざっと書くだけでも下記が初めてやってみた!シリーズですw
①当サイト :文フリのカタログ紹介ページに「サイトURL」があったので作らねば…とw
②ツイッター :ものぐさ気質のため、これまでしてきませんでしたがこれも文フリを機に
③製本 :以前グッズ制作はしましたが、印刷系は初めてでした!難しい、、、、
④出店準備 :ブース設営って、何がいるんだっけ?え、布とか棚? よしきた!
うむ、なかなかの初めて感;
全部17年5月くらい、文フリ大阪への参加が決まってからスタートしたので、初心者感が滲み出します。これまで仕事にほぼ全MPの80%近くを注いできましたが、今年はそんなこんなや大きな生活の変化もあって仕事・趣味・家庭となかなか分散したパワー配分でした。
ただそのせいもあり、製本の装丁作成や見直しや出店準備のため、新規の小説があまり書けなかったのが反省点。今後はもう少しスマートにやりたいことをしたいものです。
で、文フリに参加するぞー!となったものの、実は本を作ったから晒したい!という記念わくわく感がメインでして、本が売れる気は全くしてませんでした。
文フリは評論が強く、創作小説を売るのは難しいとどこかのブログで読み、良くて数冊、初心者はゼロ頒布もざらという事前情報を読んでいたんですよね。
しかも、自分の出すメイン小説『スポット イン ザ スポット』は、みんな大好きの流行要素が一切ない、表紙も可愛くない、上下セット、しかも分厚い……!!という、買いにくい要素が満願状態の本です。どこの馬の骨とも知らぬ素人の創作小説が、京極先生並みの重さと分厚さなのだから手に取ってもらうハードルの高さよ……orz
自分だったら手は出せない……そりゃ、可愛くて小さくて安くて読みやすそうなキャッチ―な本を買うと思います、我ながら。
……という事情もあり、そしてコミティアに行って自分が気にせず買えた文庫小説のお値段感覚を思い、『ちょっとでも読んでもらいたい』メインでスポットは値段設定しました。
儲けは完全に度外視の逆ザヤで、実は1冊あたり売値は制作費の半額以下です;
しかしそれでも、この分厚さと上下巻構成、無名初出店という多大なマイナスを差し引いて博打で貴重な時間とお金を使って頂くと思うと、そんな方が2人もいてくだされば行幸!!!と思っていたんですよね。もともと応援してくれていたお友達分を除いてですが。
そして、いろいろ準備し想いを馳せて、文フリ当日。
なんとか台風も逸れてくれました。
ドキドキしつつ、ブース設営をしていざ……>w<;!!
結果、スポットの上巻22冊がまさかの完売!! 下巻20冊、廃墟本9冊と初参加でしたが合計50冊もの本を手に取っていただくことができました!
うおおおおおおお、こんな本をセット購入してくださる方がこんなにいるなんて…神か!?
お陰様で、当然のようにだぶつくであろう在庫を掃くために(苦笑)応募した京都文フリですが、再版を考えるまでの事態になりました。赤が増えるけど嬉しい!!
あとは、多大な博打を張って買って下さった皆様に、ちゃんと本たちが値段相応の楽しみを少しでも提供できるよう祈るばかりです。
そして、遊びに来てくださった皆様、友人、手伝ってくれた家族、ツイッターで応援してくださった皆様に心からの感謝を……mm。差し入れくださった皆様にも、なんらかの形で恩返ししたいと思います。左右のブースのお隣さんもとても親切な方々でした。
特にわざわざ休日を潰して売り子のお手伝いくださったLIN様には改めてお礼申し上げます!
……と、出店の合間を縫って自分も新しい本たちを買いました!
ちゃんと目を通してできるかぎり感想も送っていきたいものです。
ということで、初出店レポートでしたmm
